2015年4月21日 “膝瘤”とは、“慢性皮下粘液嚢腫”のことで、以前は“滑液嚢腫”と呼ばれていました。 牛に多く発生し、馬は稀と言われています。好発部位は手根関節前面(前肢の膝のところ)です。これは、敷料が薄い部屋で飼われている牛に多く発生することから、敷料の問題と考えられており、一番の原因は、エサを食べているときの打撲(コンクリートで出来ている飼槽の壁にガンガンあててしまうのです・・・)と言われています。 牛自体に、熱感や疼痛がないことから、治療の対象とならないことが多いのですが、セリ前の子牛では膝瘤があることで価格が低下する一因となっています。牛にとっては、邪魔になっているだけですが、こんなに大きな瘤があると地面でこすれて、毛が剥げ、傷ができて、化膿してしまうこともあるのでどうにかしてあげたいですね。中には、綺麗な水ではなく最初から化膿していたり、血がたまっていることもあるので針を刺して一応確認することをオススメします。 膝瘤に関しては、いくつかの治療法(中の液を抜いて治す方法)が実施されていますが、なかなか治りにくい…との声をよく聞きます。 やっぱり…丸ごと取っちゃおう!!( *´艸`) 次回はオペ内容☆………つづく(*^▽^*) 前の記事 膝瘤ってなんですの~?① | 次の記事 膝瘤ってなんですの~?③ |