2019年8月22日 シェパードでは獣医師を募集しています * * * * * * * * * 最近部屋の掃除にはまっています。まずは自分の身の回りを徹底的に攻めています。きれいになると本当に気分がいいですね~~。 ただ・・・・・小生は糞便の検査キットで今まで何回も検査したことがあるのですが、実はこのコロナウイルスを一度も検出したことがありません。ロタやクリプト、大腸菌はそこそこ陽性がでるのですが、何故かコロナだけはあたったことがありません。検査機関に出しても同じです。他の地域の小生がお邪魔している牧場でも牛コロナウイルスが糞便から出た記憶がありません。たまたま知らない可能性は大きいかもしれませんが・・・。 このように、あくまでも小生の限られた経験ですが、牛コロナウイルスは下痢を起こす病気とはどうしても認識しづらいイメージを持っています。豚さんの世界ではPEDやTGEなどのコロナウイルスにより、牧場内に下痢が爆発的に広がり、大ダメージを与える事例が多数あります。そのような例とはかなり違う印象です。 現場で小生は一度も「下痢から」このウイルスを検出も診断もしたことがないのに、何故下痢とコロナウイルスとが頭の中でつながっているのか??? 突拍子もない見解ですが、小生の場合は国家試験までさかのぼります。必死になって国家試験の勉強をしていると、牛コロナウイルスという記述があります。そこには「冬季赤痢」というショッキングな病名とともに、ホルスタインが下痢している写真がセットでのっています。この印象が妙に強いことが影響しています。先ほど述べた豚さんの世界のPEDやTGEの影響もあります。また、牛下痢五種混合ワクチンにコロナウイルスが入っていることも関係しています。 よくわからない事を書いてきましたが、それでは小生が一番現場の診療をしていて牛コロナウイルスから連想することと言えばなんでしょう?? 前の記事 第580話:BRDC病原体の検査について その6 | 次の記事 第582話:BRDC病原体の検査について その8 |